FUNDINNO案件レビュー(株式会社 ヒューマンポテンシャルラボ)
こんにちわ。遅くなりました。
またFUNDINNO(ファンディーノ)で新しい案件が出たのでレビューしようかな。
2021年4月28日 19:30申し込み開始の案件です。
最近結構案件がポンポン出ますね。やっぱり投資界隈だと金余りだし、それに乗じて(応じて)スタートアップも多いですねぇ。見込みが薄すぎる案件がいっぱいにならないといいですが。
ざっと投資登録者以外でもみれるところの情報を見て、思ったことを。
また、FUNDINNO案件のレビューしようと思った背景は以下に書いてます。
基本情報
【事業を一言で】
メンタル特化のトレーニング・講習などのプラットフォームビジネス
【投資の型】
株式型
【募集額】
16,911,900円~50,043,400円
市場/ニーズはあるか
ウェルネス市場全体でいうと伸長していて、世界でいうと500兆円みたいですね。ただ、そこにはサプリ健康食品やジムなども入っているので範囲は広いですが。
寿命も延びるなか、「健康に長く生きる」ことにフォーカスはあたるので市場が伸びることは間違いなさそうです。まず、健康食品市場という大きな括りでみると伸びています。
このあたりの市場の伸びについては参考になる記事があったのでお時間ある人はどうぞ。
「ウェルネス」や「トランステック」のくだりで想像しやすいのは瞑想やマインドフルネスですがその市場も伸びるようですね。最近アプリとかもいっぱい出てますもんね。
さて、ここで対象会社の市場の見込みを乗せます。
まぁTAMやSAMはそうだとして、SOM(自分たちの会社が直近狙う市場の規模)として30億は少し小さいなぁというのが感想です。
ニーズはあるのだと思います。「健康」「より良く生きる」ことに対するニーズは、経済的条件が一定程度満たされている層が飽和しているこの時代には大きくなる一方だと思います。
ただ、既にマインドフルネス、フィットネス系、メンタル系の講義・オンラインコンテンツや小さなコミュニティは多数あります。玉石混合。
マインドフルネス系はまぁ市民権を得てきましたが、それ以外のメンタル系のものについてはなかなかまだ一般の人からすると「怪しい」だったり、「効果あるの?」だったり、そもそも知らないものも多いです。
どう差別化しながら、啓蒙も含めてすそ野を広げていくか、ですね。特に日本人はこういうことに対するハードルが高いような気もしますね。
対象会社もコミュニティを重視しているようですが、そもそも一番最初にどうコミュニティに入れるか、が難しいところですね。うまいやり方があれば最初大量の資金を突っ込んでマーケティングするのもありでしょうかねぇ。
事業計画は妥当か
KPIは3つ提示されています。
1つ目は有料プログラム利用者数(累計)、プログラム数、年間サブスク利用者数ですね。なぜ累計なんでしょうか。年間の有料プログラム利用者数でいい気がしますが。
事業として大事なのは結局 年間サブスク利用者数 という理解です。
売上でいうと以下ですね。
さて、IPO予定の2027年で少し計算してみましょう。
有料プログラムとサブスクに分けましょうか。
対象会社のHPみると、数十種類の有料プログラムがあるようです。
例えばこんな感じ。
Journey of Transformation < Online > | Human Potential Lab
幅があって、zoom数時間×5回とかで8万円とか、実際にリアルでやるものもあったり、安いものは1,2万円とかでしょうかね。
まぁ単価3万円にしましょう。
2027-2026の累計有料プログラム人数計画の差が大体4万5000人なので
3万円×4万5000人=13億円(①)
サブスクの単価は難しいですね。どの程度魅力的なコンテンツ・コミュニティがあるか次第ですが。面白いメンタル系のコンテンツがあり、楽しく交流できる、としても払える限界は月3000円程度、年間でいうと3万6000円、、低めにみて2万円くらにしておきましょう。2027年のサブスク人数計画が約2万8000人なので
2万円×2万8000人=5.6億円(②)
①+②で18.6億円
おお、対象会社計画の21億に近いですね。
ただし、重要なサブスク会員でいうと今はもちろんゼロ。
最終年度の2026→2027で約1万人から約2.8万人まで2.8倍に伸びる想定。
まぁサブスクモデルの成功例って初期はこのくらい人数増やしていかないとそもそも成り立たないってことはありますが、このあたりの現実味・妥当感をどう捉えるかでしょうかね、投資家としては。
マインドフルネスのユニコーン「Calm」は400万人ユーザーというところまで育ちましたが、年間価格は6500円ですね。うーん、じゃあサブスクの試算もっと下目に見たほうがいいかな。。
EXIT(イグジット)について
本当に計画通りいけるならIPOもありな気はしますが、想定通りKPIの会員数伸びない場合はどこかに買ってもらうもありかな。ある程度会員保有、プログラムがあれば、大手が買って伸ばすことは考えそう。それかこの辺は競合がいっぱい出てきそうなので成功したとこに吸収されるか。
肝はもうどこまで有用なプログラムやコミュニティを作れるか、だと思ってます。
その他雑感
- アカツキのハートドリブンファンドって結構、色んなところ入れてるなぁ。もっとはっきり言うと節操ない感じ。投資先で跳ねているところがなさそうにみえるので目利きってどうなんだろ。
- 株主にまたビタミンの高梨さんいますね。個人的に高梨さんの出資案件は好きですが。
- より良くは生きたいですが、さて、この辺のニーズの深さが整ってくるのはもう少しかかる気がします。特に日本だと。
ファンディーノで投資する際は、投資家登録が必要です。
興味ある方は下記からどうぞ。
これからもファンディーノ案件出てきたらレビューするのでよろしくです。
2021/4/19
こんばんわ。また空いてしまいました。
`今日もゆるく書きます。
【メキシコペソ関連】
変わらずに5.4円半ばで膠着中です。もう2週間くらいですかね。ここ数日僅かに上昇していますが、また今日は頭抑えられています。方向感が見えるのにはしばらくかかりそうです。私は変わらず保有したまましばらく静観予定です。
メキシコペソ固有の要因より、今は世界全体の市場の流れで左右されそうで、アメリカの大型バラマキ後の出尽くし感とか、コロナの再拡大とか、リスクオフが見えたらすぐ売却しようと、そこだけアンテナ張っている状態です。
いくつかニュースを。DMMFXでメキシコペソが取り扱いになりました。今までなかったんですね。意外。
満を持して!? DMM FXがメキシコペソ/円の取扱い開始。高水準のスワップが魅力!!|ザイスポFX! - ザイFX!
あとはこちら。国によるぺメックス(国営の石油企業で業績が傾いてる)優遇ですね。
やりすぎると投資家から嫌がられますね。
「国営石油企業の優遇はペソの逆風に?」知っトク!メキシコペソ 2021年4月16日 - マネ育チャンネル
【仮想通貨関連】
あれよあれよという間に270,000円台を超えましたが、やはり、コインベース上場後に、「事実売り」になりました。
過熱していた分、高めのハイレバポジションの大型清算により、急落しました。
といっても、240,000円台で踏みとどまっているところには強さを感じますね。ビットコインも一時500万円台まで下がりましたが、今は610-620万円台で推移しています。
これで軽くなって再上昇に向かうのか、下落トレンドの始まりなのかは見解が分かれているようですね。
ビットコインバブルは2021年ほぼ間違いなく崩壊する | 小幡 績 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
著名アナリストWilly Woo、ビットコインの急落要因を独自考察
さて、私でいうと、結構な高めからイーサリアムで追いかけ、少し上がったところで利確すればよかったのですが、今回の急落で結構な含み損ですね。とても下手くそですね。どうしてもポジション取っちゃう。のでやっぱり戒めのためにもブログはちゃんと書いたほうがいいですね。書きながら反省です。
イーサリアム自体は良いニュースもいくつか。
イーサリアム上場投資信託がデビューへ、カナダで3つのETFが承認される | Cointelegraph | コインテレグラフ ジャパン
米ロスチャイルド、イーサリアム投信に投資──ビットコイン投信は買い増し(CoinDesk Japan) - Yahoo!ニュース
イーサリアムが大型アップデート「Berlin(ベルリン)」を実装完了 | 新着記事 | 金融・投資メディアHEDGE GUIDE
【株式関連】
日経はこのところ2万9千円台でうろうろしています。近いようで遠い3万円台。
個別保有については今日は特段ニュースはありません。
いつも(7694)は上がっていますが、相変わらず出来高が少ないですね。いまいち盛り上がりに欠ける感じ。ただ、まぁ5000円は夢じゃなさそうなので、ゆっくりじっくり上がってほしいです。
本日もみなさまおつかれさまでした。
FUNDINNO案件レビュー(F&Pジャパン株式会社)
さて、またFUNDINNO(ファンディーノ)で新しい案件が出たのでレビューしようかな。
4月25日10時申し込み開始の案件です。
ざっと投資登録者以外でもみれるところの情報を見て、思ったことを。
また、FUNDINNO案件のレビューしようと思った背景は以下に書いてます。
基本情報
【事業を一言で】
【投資の型】
【募集額】
7,470,000円~29,880,000円
市場/ニーズはあるか
まず、健康食品市場という大きな括りでみると伸びています。
サプリメントも含んだものなので、大きく見えますね。
では、ぐっとフォーカスしてスムージー市場はどうでしょうか。
拡大しており、2025年まで大幅に伸びる予想ではあります。
ただ、既にスムージー店はよく見るようになってきてますし、コンビニでも売っています。という中でどこまで伸びるのかは少し懐疑的に思っています。
似てるなぁと思うのはタピオカです。ついこの間まで第3次?第4次?ブームでした。
最初の頃は店舗に行列ができていましたが、今はもうこんなにいらないというくらいタピオカ店ができており、並ぶどころか、コロナの影響もあり、閉店しているところも見かけます。(うちの周りに本当に小さな商店街があるのですが、何故かそこに3店舗もあり、今は1店舗つぶれて、他2店舗もほとんど人が入っていないように見えます)
もちろん生き残る店もあるんでしょうが、一過性のブームに終わると事業としては継続性が保てない危険性があります。別の観点からいうと、今回のブームは、「映え」も大きな要素でした。そして「映え」には流行り廃りが必ずある。スムージーもそんなもんだと認知されているような気がしていて、そこが怖いですね。
タピオカブームについては以下、ニッセイがまとめてます。
逆に今飲食が厳しい状況で、その打開としてもゴーストレストランだったり、宅配専門のニーズはあるので、そこを捉えられるといいですね。
事業計画は妥当か
KPIは3つ提示されています。
1つ目は店舗数、これはリアル店舗ですね。フラッグシップ店として認知度向上などがメインの目的でしょうか。2027年でも3店舗となっていますね。
2つ目はサブスク会員。ECで個人にもスムージーのサブスクをするようなので、ユーザー数ということですね。
3つ目はBtoB拠点数。これが本丸ですかね。FC展開の店舗数です。
売上でいうと以下ですね。
さて、バイアウト予定の2027年で少し計算してみましょう。
店舗は認知目的として、一旦計算に入れないことにします。
まずは、個人向けのサブスクから。
既にやっているところたくさんありますね。
例えばここ。
いくつか同様のサービスやっているところみました。量にもよりますが、3000円―10000円くらいですね。
ということで、5000円/月で仮置き。でも高いと個人的には思うけどなぁ。
5000円×12カ月×2070人≒1.2億 (①)
次は、スムージーFC。
初期費用は約42万円ということなので
2026年→2027年の店舗増加数は240店舗数
42万円×240≒1億円 (初期費用)
店舗開店後は、スムージーの元を売って儲ける形です。
1店舗当たりの売上はタピオカ屋さんを参考にしましょうか。
ブームの頃は1日4万5千円くらいとやっている人に聞いたことがあるので、少し落として3万円にしましょう。
そうすると3万円×30日×12カ月=1080万円/年
原価率はタピオカだと10%とかものすごく低いことで有名ですが、スムージーだともっとあると思うので20%くらいにしましょうか。
1080万円×20%=216万円
2027年の店舗数は870店なので、
216万円×870店≒19億円(ストック売上)
初期費用とあわせると
19億円+1億円=20億円(②)
①+②で21.2億円
おお、計画が15億円なので、まぁ規模感的には妥当なんですかね。
ちょっと1店舗あたり売上とか高く見過ぎたかな。
あとは本当に870店舗も導入できるか、ですね。
タピオカをやっている企業は120社以上あるようです。
タピオカ屋、ピーク過ぎても企業数は前年の2倍に - BCN+R
本当にざっくり、1社10店舗くらいとすると1200店舗
そう考えると870社はかなりチャレンジングですね。
EXIT(イグジット)について
IPOよりバイアウトは賛成です。飲食チェーンやってる大手だったりはある程度の規模なら買うことはありそう。あとは中国企業やファンドが日本のこういうチェーン買いたがるケースを結構見たので、その辺もありそう。
どちらかというと、スムージーを根付かせてほしいですよね。一過性の健康ブームや映えではなく。それができれば870店舗はともかく、非常にいい事業になる気がします。
その他雑感
- C向けのビジネスなので、スムージー無料券とか出資者に配ってほしいな、そしたら買いにいくし、誰かに進めやすい。
- あと、気になるのは、今青山と丸の内にある店舗をお父さんの会社から買う、ということ。今は業務委託でお金をもらっているが、それを買うということなので、リスクも負うということ。コロナで業績も厳しいだろうときにわざわざそれを譲り受ける意味は何だろう。特に親族会社間の譲渡になるので、きちんと意味や背景目的を説明しないとだめだと思いますね。
ファンディーノで投資する際は、投資家登録が必要です。
興味ある方は下記からどうぞ。
これからもファンディーノ案件出てきたらレビューするのでよろしくです。
FUNDINNO案件レビュー(Truffle Technologies株式会社)
さて、またFUNDINNO(ファンディーノ)で新しい案件が出たのでレビューしようかな。
4月19日19時半申し込み開始の案件です。
ざっと投資登録者以外でもみれるところの情報を見て、思ったことを。
また、FUNDINNO案件のレビューしようと思った背景は以下に書いてます。
基本情報
【事業を一言で】
AI技術・ノウハウを供給する「レンタルCTO」事業
【投資の型】
株式型
【募集額】
9,984,000円~39,744,000円
※この会社はFUNDINNOで2回目の資金調達のようですね。
さかのぼってみると前回は2020年8月、5000万円調達してます。
割と短期間で資金溶かしたんですかね。少し気になります。
市場/ニーズはあるか
もちろん伸びている市場ではあります。
キメラ総研によると、2025年で2兆円近くですね。
今はありとあらゆるところにAIが使われ始めたので、市場としては大きく見えることには注意が必要です。
企業としてもAI投資を増やす/増やしたい、という状況です。
コンサルをやってた頃、色んな企業がAIやらなきゃといってやってみたものの、あまり効果が出ず、というのを見てきたので、微妙な気持ちですが。。
AIの人材も不足が叫ばれているので、大きな意味でのニーズはありそうです。
AI人材不足については下記記事がとてもわかりやすかったので載せておきます。
「日本はAI人材不足」は本当か?データで見えてきた「AI人材」の実情 - paiza開発日誌
ただ、単にレンタルCTOということだけなら厳しい気がします。
今はAI分析、AIコンサルの会社は山ほどあり、レッドオーシャンです。
しかもあまりユースケースが見いだせず、大企業とPOC(実証実験)ばっかりやってそれで稼いでいる(あまりスケールしない)企業もちらほらです。
人貸しだけではなく、「API連携で自社技術を提供」と書いてますが、この辺の詳細を知りたいですね。難易度は高いと思いますが。
逆に、トルフAIという飲食オーナー向けのAIアプリを自社プロダクトとして持っている点は嬉しいところ。AIで色んな業界・企業に入り込みながら、その企業と一緒に業界のペインを解決できるようなプロダクトを自ら作れると、儲け方もまた変わってくると思います。
事業計画は妥当か
KPIはクライアント数とトルフAIのアカウント数です。
わかりやすいですね、レンタルCTOの部分はお客の数、アプリのほうはユーザー数ってことですね。
売上でいうと以下ですね。
さて、IPO予定の2024年度で少し計算してみましょう。
まず、トルフAIから。
これって、バイト面接とかの日程調整などをAIで自動でやってくれるのですが、これに月いくら払うでしょうか。
もう主観ですが、1万円は無理。面接の人数によりけりですが、まぁ500円なら、という感じでしょうか。ただ私はケチなので、他の人はもっと出すとして1000円くらいにしましょうか。
1000円×12カ月×約7000アカウント=8400万円
さぁ、あとはレンタルCTOですね。
大企業相手のAIコンサルなら月200万くらい平気で取りますが、
対象会社はどちらかというともう少し小さめの企業が相手かなと思います。
レンタルCTOといってるので、CTOクラスの給与くらいかなぁとなると、年間1000万くらいにしましょうか。
1000万×42社=4.2億円
あわせて5億円強くらいってことですかね。売上計画が12億なので、少し足りない気はしますが、レンタルCTOの単価が2倍ならちょうどくらいですね。
ただ、42社も継続クライアント見つけるのは至難の業だと思います。経験からいうと20億程度のコンサルの会社で、1000万以上毎年発注くれる深い付き合いの会社は数社ですね。
EXIT(イグジット)について
一昔前なら、「AI」って言葉だけでもしかしたら上場できたかもしれません。ただ、もうそういう状況でもありません。レンタルCTOがメインだとIPOは厳しいかな。トルフAIみたいなものをボコボコ生み出せるなら、、って感じでしょうか。
非常に優秀なAIエンジニアやデータサイエンティストを抱えている状態なら、SIや事業会社でAIに取り組みたいところから買われる、というケースはあるかもしれないですね。
その他雑感
- よくある疑問ですが、なぜ、FUNDINNOでの資金調達なのか、ということ。AIやっててプロダクト持ってて、どこも入れてくれなかったのかな。もしかしたら前回FUNDINNOで入れていてエンジェル投資家がわんさか資本に入っている状態なので、ファンドからは敬遠されてるんでしょうか。そのあたり気になりますね。株式投資型クラウドファンディングが根付くかどうかにも影響してくる大事なところかなぁと思います。
- 結構な経歴をお持ちの方がたくさん取締役にいらっしゃるのは魅力ではあるのですが、そのためにバーンレート高いんじゃなかろうかと邪推してしまう。
ファンディーノで投資する際は、投資家登録が必要です。
興味ある方は下記からどうぞ。
これからもファンディーノ案件出てきたらレビューするのでよろしくです。
FUNDINNO案件レビュー(Off Beat株式会社)
さて、またFUNDINNO(ファンディーノ)で新しい案件が出たのでレビューしようかな。
4月17日10時申し込み開始の案件です。
ざっと投資登録者以外でもみれるところの情報を見て、思ったことを。
また、FUNDINNO案件のレビューしようと思った背景は以下に書いてます。
基本情報
【事業を一言で】
画制作における企業とクリエイターの最適なマッチングをサポートするプラットフォームの展開
【投資の型】
株式型
【募集額】
7,500,000円~30,000,000円
市場/ニーズはあるか
大抵の人の肌感覚の通り、動画広告市場自体はものすごい勢いで伸びています。
2024年で6856億円の予測です。
やはりスマートフォンにおける動画広告の伸びが大きいですね。
また、対象会社が述べているように、漫画の広告への利用は増えています。
競合ですが、漫画家コミュニティを使って漫画広告の製作をしている「コミチ」という企業があるのですが、そこでの実績も伸びています。
漫画家コミュニティサービス『コミチ』漫画のお仕事依頼1,000万円突破&有名企業のお仕事実績の一部の公開を開始!|株式会社コミチのプレスリリース
クリエーターの信頼度を評価する仕組みも実装するようなので、それは企業にとっては助かりますね。テイストまでカテゴライズされているともっといいかなぁと思います。
また、ディレクターからシナリオライター、イラストレーター、動画編集者、、など様々な専門家が登録しており、仕事を細分化することでスピーディにこなすことを強みにしているようですね。それが価格設定の安さに繋がっているようです。
事業計画は妥当か
KPIは動画制作数とクリエーター数です。
売上でいうと以下ですね。
さて、少し計算してみましょう。
動画広告って1本いくらなんだろうと思って調べてみました。
大分幅はあるみたいですね。5万~50万のようです。
対象会社は安さを売りにしているのでまぁ20万円くらいにしましょうか。
計画によると、2027年でまぁ大体2万本作るようなので
2万本×20万円=40億円
手数料は20%なので
40億円×20%=8億円
2027年の売上計画は22.8億円なので少し不足していますね。
KPIには含まれないキャラクターIPビジネスや漫画のアニメ化事業などもやるようなのでそちらで10億あまり売り上げを立てる予定でしょうか。
そうであればそれはそこの蓋然性についてはもう少し説明が欲しいところですね。
EXIT(イグジット)について
動画広告制作のマッチングだけでIPOは厳しそうに思えます。
差別化が値段に頼っていますが、既にクリエーターを囲っているプラットフォームはある中でどこまで差別化を保てるかは不安です。(今もあるのかは判断できない)
動画広告市場の伸びにつれて拡大はするものの、それだけでは厳しい、では、キャラクターIPや漫画にアニメ化事業は詳細は触れられてないので判断できないですね。言葉だけ聞くと新しさはないので競争は激しいと思います。
競合に買われる、という線が一番可能性高い気はしますが、どれだけクリエーターを集めて魅力的なプラットフォームになっているか、ですね。
その他雑感
- 事業としての新規性はあまりないなぁ。というのが一番思うところ。
- 経営陣が数値に強そうに見える人がいないのが不安。
- あと、株主構成はなぜみんなちゃんと説明しないんだろう。大事なことなのに。
ファンディーノで投資する際は、投資家登録が必要です。
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これからもファンディーノ案件出てきたらレビューするのでよろしくです。
2021/4/14
こんばんわ。また空いてしまいました。
忙しいときも、ゆーるく書きたいですね。
【メキシコペソ関連】
変わらずに5.4円半ばで膠着中です。上に行くと5.6円が壁になり、下は5.3円付近で支えられると予想しています。じりじり下がっていますが、方向感はないです。私は変わらず保有したまましばらく静観予定です。久しぶりにスワップがたまりました笑
少し気になるニュースです。アメリカ―メキシコ間の火種にならないといいですが。
メキシコが国境警備強化、不法移民の拘束が倍増=ホワイトハウス | ロイター
【仮想通貨関連】
少し見ない間に、260,000円台に迫る勢いですね。嬉しい驚きです。
ビットコインも一時700万円を超えていましたね。リップルは200円を超えていますし、盛り上がっています。
上昇の理由として「コインベースの上場を控えて」、という記事が多かったですが、どちらかというと上がる材料を探していたところにちょうどいい材料があった、ということではないでしょうか。
米コインベース上場、仮想通貨の主流資産入りに弾み リスク懸念も | ロイター
さて、ここからが問題ですね。一旦コインベース上場後にがくっと下がりそうな気はします。が、ここまで勢いが強いと、ほんの少し材料がぽんぽんっといいタイミングで出た場合は押し目なしで上がっていきそうな気配もあり、難しいですね。
私はイーサリアム一旦利確して静観していたので少し乗り遅れましたが、少額で遊んでいたアルトコインが跳ねたのでまぁよしとします。イーサリアムをその後割と高めで掴んでしまいましたが、どうなるでしょうか。
下がりそうな気配がしたら、すぐに利確しようと思います。
【株式関連】
4/14本日の日経は130円程度下がっており、3万円が少し遠くなりました。
しばらくこの辺でうろうろでしょうか。
個別保有については今日は特段ニュースはありません。
本日もみなさまおつかれさまでした。
FUNDINNO案件レビュー(アライドフロー株式会社)
さて、またFUNDINNO(ファンディーノ)で新しい案件が出たのでレビューしようかな。
4月18日10時申し込み開始の案件です。
ざっと投資登録者以外でもみれるところの情報を見て、思ったことを。
判断難しい案件ですね。
また、FUNDINNO案件のレビューしようと思った背景は以下に書いてます。
基本情報
【事業を一言で】
再生医療などで必要となる画期的なセルソーター(細胞を分離)機器の開発・販売
【投資の型】
【募集額】
12,510,000円~50,040,000円
市場/ニーズはあるか
再生医療自体はこれから伸びることは確実です。一昔前は考えられなかったですが、自分の細胞から臓器を作ったり、心臓の膜を作ってつぎはぎしたり、そんなことまで出来るような時代になってきましたね。
日本国内も世界でみても、大幅な伸長が予想されています。(経済産業省より)
再生医療に必要な幹細胞の分離などに使う機器ということなので、需要は増すのは間違いないです。ただし、既にセルソーター作っている会社は結構あります。ソニーとかも作ってますね。
セルソーター(セルソーター) - 企業6社の製品の一覧 - IPROS
様々な方式があるみたいです。
例えば以下の会社でいうと世界初の「マイクロ流路チップ」型と謳っていて、無菌・コンタミネーションフリー、ダメージフリーなどをアピールしています。
セルソーター セルアナライザー フローサイトメトリー | オンチップ・バイオテクノロジーズ
お、よく見るとこの会社、複数のVCや事業会社から10億以上調達してますね。手ごわそう。
会社概要:オンチップ・バイオテクノロジーズについて | セルソーター セルアナライザー フローサイトメトリー | オンチップ・バイオテクノロジーズ
競合が多数いる中で、本当に優位性をもっているのかは正直判断できないですね。
ソニーなどの大手もいるし、上記のようなかなりの資金調達に成功しているスタートアップもいるし。
事業計画は妥当か
機器の販売になるので、年間の販売台数と、交換用部品の数がKPIです。
機器自体は2千万円以上するのでそこで大きくどかん、そのあとの定期的な部品交換でチャリンチャリンということですね。
セルソーターの値段ってこんな感じ(セルソーター | 和研薬株式会社 WAKENYAKU CO.,LTD.)
売上でいうと以下ですね。
さて、少し計算してみましょう。
2025年で言うと機器本体は無菌セルソーターが55台、研究用セルソーターが50台で計105台。
1台を相場から3000万円くらいと仮定すると、
3000万円×105台=31億5千万円(①)
無菌セルソーターの交換部品が1601式で、40万円ということなので、
40万円×1601≒6億4千万円(②)
①+②で37億9千万円
計画値が27億なので、まぁ規模感はそのくらいで違和感ないか。
あとはそもそも105台も売れるか、ですね。
現状は研究室や一部の病院くらいでしか扱っていませんが、
より再生医療が普及してくると、導入先は増えるかもしれないですね。
ただ、それが2025年なのか、2030年なのか、はわからないなぁ。
EXIT(イグジット)について
EXIT想定がバイアウトなのはまぁ納得。IPOは難しそう。
台数が増え続けて1000台になりますって話はないので。
畜産への転用にも触れられているが、そこで100台も需要はないと思うしね。
大手の医療機器メーカーにバイアウトが本線かな。
その他雑感
- なぜ、事業会社やファンドからの資金調達じゃないのか。本当に画期的な技術なら、入れてくれそうだけど。しかも既にファンドが資金入れているようなので、なぜそこが増資しないのか。どこも入れてくれないから個人投資家から、って感じに見えてしまう。
- 社会的な意義は非常にあるんだろうが、競合が多すぎる。大手も、有望そうなベンチャーもいたり、なかなか険しい道のりな気はする。
ファンディーノで投資する際は、投資家登録が必要です。
興味ある方は下記からどうぞ。
これからもファンディーノ案件出てきたらレビューするのでよろしくです。