さらさら、ゆるゆる投資

気負わず、楽しいなって思いながら、日々の投資についてのあれこれを記録

FUNDINNO案件レビュー(株式会社OsidOri)

こんにちわ。

またFUNDINNO(ファンディーノ)で新しい案件が出たのでレビューしようかな。
最近案件多いですね。ゆるゆる書くつもりだったのに、少し追われている。。
2021年5月9日 10:00申し込み開始の案件です。

ざっと投資登録者以外でもみれるところの情報を見て、思ったことを。

 



また、FUNDINNO案件のレビューしようと思った背景は以下に書いてます。

FUNDINNOについて - さらさら、ゆるゆる投資

 

 

 

基本情報

【事業を一言で】

家族向け資産管理・家計簿アプリ

 

【投資の型】

新株予約権

 

【募集額】

14,670,000円~58,500,000円

 

市場/ニーズはあるか

市場について募集ページには参考として、2020年国内金融IT市場市場規模(IDC調べ)2.3兆円と記載してますが、それだと対象会社の事業を見るのには遠すぎる気がします。
というか最近FUNDINNOこの辺荒いですね。

少し古いですが国内FinTech国内市場予測があったのでそちらをのせておきます。
2022年度で1.2兆円ですね。この中には家計簿・資産管理アプリの他、ブロックチェーンサービスやロボアドバイザーなども入っています。内訳はわからないので、なんとも言えないですが、家計簿・資産管理サービスとしてはMaXで数千億円規模ですかね。

 

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家計簿アプリ自体は既にレッドオーシャンです。
有名なマネーフォワード、マネーツリーを筆頭に、スタートアップがひしめいています。

【2021年】 おすすめの自動で資産管理できる家計簿アプリはこれ!アプリランキングTOP10 | iPhone/Androidアプリ - Appliv

 

その中で、対象会社の優位性は「家族向け特化」だと説明されています。
例えば、夫婦で資産情報を共有するときに、共有するものとしないものを選べたり、昨今のミレニアル世代をターゲットにしています。

確かに、全部共有はしたくないけど、夫婦で一緒に貯金したり、生活設計はちゃんとしたい、という人たちには便利かもしれないですね。この、共有するものとしないものを選んで共有する技術は特許取得しているようですね。

また約2,500万人が利用する家族向けカレンダー共有アプリ「TimeTree」と連携もしているようです。ユーザー獲得がKPIなので、その辺は他のアプリとも連携も色々考えていそうですね。

 

ただ、こういう資産管理アプリって、UI/UXも大きく影響すると思われるので、家族向けを差別化要因にしながら、どれだけ使いやすい・便利なアプリにしていくかが、そしてそのスピードがキーですね。

 

 


事業計画は妥当か

KPIは累計アクティブユーザー数と累計課金ユーザーですね。なぜ累計表示なんだ。。
課金は毎月のちゃりんちゃりん、アクティブユーザーが増えることによる広告収入や、他サービス(FP、保険など)への送客収入などですね。

 

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売上でいうと以下ですね。

 

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さて、IPO予定の2026年で考えてみますか。

累計課金ユーザーは2026年で25万人以上になっていますが、その時点でのアクティブの課金ユーザーはどのくらいいるんでしょうね。これって若い夫婦とか結婚が近いカップルがメインユーザーですが、子供出来た時点で一定程度は辞める気がするんですよね。お互いの資産を隠す意味も薄れるし、子供出来たらてんやわんやでそれどころじゃなくなるのもあり。あと、普通に割に合わないと判断して課金を辞める人もいるでしょうからすごく多めにみて、10万人が課金ユーザーとしましょうか。あ、これって10万人って夫婦でやってる場合2カウントですかね、いや、さすがに1カウントですよね。

個人プラン480円/月、家族プラン880円/月ですが、狙いからして基本家族プランなんで、家族プランが8割、個人プランが2割とします。

 

8万人×880円×12カ月+2万人×480円×12カ月=9.6億円

 

その他は広告や他サービスへの送客ですね。
累計アクティブユーザーが200万人ということなので、
実際その時点のアクティブユーザーは3割程度、60万人くらいでしょうか。

半分の100万人だとしても広告としては1億あればかなりいいくらいですね。ただ、広告は不動産や結婚式など単価の高いものになるし、貯金機能もあるので例えば旅行貯金などしている最中に旅行の広告など出るとそれなりに確率は上がるので、その辺加味してまぁ数億くらいでしょうか。

送客は現時点では、ざくっとした構想ベースなので見積もりは難しいですね。

まぁすべてうまくいく前提での規模感としてはそこまで違和感はないです。

 

どこまでユーザーを集められるか次第ですね。
マネーフォワードが累計ユーザー数で1000万以上、マネーツリーが500万人なので、まぁその次にくるくらいのイメージでしょうか。

さぁこの妥当感・現実感をどう判断するか、ですね。

 



 

EXIT(イグジット)について

別にIPOでもバイアウトでもいいですが、ユーザー数次第ですね。time treeとの連携等、そのあたりをどううまくでいるか、ですね。

バイアウトの場合は一定程度利用者がいれば同業に買われるのが一番想像できますね。ユーザーを買う感じ。

 

その他雑感

  • メンバーは経歴だけみると強そうですね。楽天→FinTechコンサルティング会社のインフキュリオン出身のCEO、ウェルスナビ株式会社にてマーケティング責任者のCOO、エンジニア・デザイナーもいます。
  • 既にインフキュリオンやグロービスが入れてますね。となると、なぜ、彼らが今回入れないのかが気になりますね。いける!と踏んでいるならまず彼らが増資するはずですが、まだそこまでは見えないから、個人投資家から出させつつ、見込みが見えてきた段階で大きくいれるって感じなんすかねぇ。
  • こういう有名どころがいれてると、FUNDINNO案件としてはかなり人気案件になりそうだけど、うーん。個人的にはいや笑

 

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興味ある方は下記からどうぞ。
これからもファンディーノ案件出てきたらレビューするのでよろしくです。

 

 

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