ゆる投資とAIと暇つぶし

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生成AIを使ったIPO案件評価(サイバーソリューションズ:436A) with Gemini

こんにちは。

 

さて、IPO案件の評価です。

日頃、株式投資型クラウドファンディングの案件や上場企業を生成AIを活用して評価・レビューしていますが、IPO案件は目論見書で結構な情報が取れるので、同じようにできるかなぁと思ってやってみました。

ただ、IPOなので、いつもと違う観点も評価軸に入れてます。売り出し時の株式の需給バランスですね。

例のごとくGemini君にプロの株式アナリストになってもらい、壁打ちしながらやってます。しばらくやってみて、良い感じでできそうなら継続予定です。

 

今回はサイバーソリューションズ(cybersolutions)です。

上場日は2025年10月23日予定です。

 

サイバーエージェントグループではありません。

メールサーバ・セキュリティ製品が本業で、そこからメール+グループウェアみたいな感じですね。

競合めっちゃいそうだけど、どうなんだろ、すっごくざっくりいうと以下なのかなぁと思いました。知らんけど、です。

  • 大手、グローバル→GoogleやMicrosoftとかそういうメジャーなやつ
  • 日本っぽい使いやすさ、コミュニケーション→サイボウズ
  • セキュリティ特化・ガバナンスとか求める→サイバーソリューションズ

これだけだと、伸びが望めなさそうな気はするが、どうなんでしょう。

さっそくいきましょう。ドン!

 

IPO案件評価レポート: サイバーソリューションズ株式会社

総合評価: S

高収益・高成長のビジネスモデルと株価の割安感を高く評価。公募価格での積極的な応募を推奨できる案件です。

今回は、2025年9月に上場予定の「サイバーソリューションズ株式会社」のIPO案件について、プロの株式アナリストとして徹底分析・評価を行いました。

IPO基本情報

企業名 サイバーソリューションズ株式会社
上場市場 東京証券取引所グロース市場
上場予定日 2025年10月23日(木)
想定発行価格 1,380円
想定時価総額 約217.8億円
市場からの吸収金額 約42.5億円 (想定価格ベース)

1. 事業内容と成長性

同社は、法人向けにメールやチャットなどのコミュニケーションツールと、それに関連するセキュリティサービスをSaaS形式(サブスクリプション)で提供しています。事業は以下の2つに区分されます。

  • セキュリティソリューション事業 (売上構成比 57%): メールの無害化、標的型攻撃対策、情報漏洩対策など、企業のサイバーセキュリティを支えるサービス群です。
  • コミュニケーションソリューション事業 (売上構成比 43%): ビジネスメール、ビジネスチャット、グループウェアなど、企業の円滑なコミュニケーションを支援するサービス群です。

ビジネスモデルの魅力と独自性

  • ファブレス経営: 開発を外部の提携会社に委託することで、開発コストを変動費化し、高い利益率を実現しています。
  • ハイブリッド経営: 成熟市場であるメール事業で安定した収益(残存者利益)を確保しつつ、高成長市場のセキュリティ事業で売上を伸ばすという、攻守のバランスが取れた戦略です。
  • ニッチ戦略 (No.3論理): MicrosoftやGoogleといった巨大企業と直接競合せず、パッケージ版の提供や柔軟なカスタマイズ対応といった、大手が手がけない領域で独自の地位を築いています。
  • 安定したストック型収益: 売上の実に95%が月額利用料などのストック売上で構成されており、さらに解約率を上回るアップセル・クロスセルにより「ネガティブチャーン」を達成しています。これは、顧客がサービスを使い続けるほど売上が自然に増加していく非常に強力なビジネスモデルです。

市場の将来性

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やサイバー攻撃の脅威増大を背景に、同社が属するサイバーセキュリティ市場は今後も高い成長が見込まれています。外部調査機関も、国内セキュリティ市場が2025年度には約2兆円規模へ拡大すると予測しており、市場環境は良好です。

2. 業績と財務の健全性

業績は非常に好調で、高い成長性と収益性を両立しています。

業績推移 (IFRS基準)
決算期 売上高 税引前利益 当期利益 EPS (円)
2024年4月期 2,748百万円 872百万円 589百万円 39.28
2025年4月期 3,126百万円 (+13.7%) 1,216百万円 (+39.5%) 902百万円 (+53.2%) 60.18
  • 売上高・利益ともに力強い成長を継続しています。特に利益の伸びが著しい点が特徴です。
  • 2025年4月期の税引前利益率は39%に達しており、ファブレス経営による高収益体質が確立されています。
  • 財務面では、MBO(マネジメント・バイアウト)の際に利用したLBOローンを既に完済しており、懸念点は少ない状況です。自己資本比率も46.5%(2025年4月期, 日本基準)と健全な水準です。

3. 株価の割安感

想定発行価格1,380円は、類似の上場企業と比較して「割安」と判断します。

類似企業との株価指標比較 (2025/9/18時点)
企業名 PER (倍) PBR (倍)
サイバーソリューションズ (想定) 22.9 9.0
HENNGE (4475) 45.3 16.31
サイボウズ (4776) 45.5 15.49
ラクス (3923) 60.7 21.99
デジタルアーツ (2326) 33.7 6.39
類似企業平均 約46.3 約15.0

2025年4月期の実績EPS(60.18円)を基に算出した想定PERは約22.9倍です。これは類似のSaaS・セキュリティ関連企業の平均PER(約46.3倍)を大幅に下回っており、価格設定にかなりの割安感があります。企業の高い成長性と収益性を考慮すれば、初値の大幅な上昇も期待できる水準です。

4. 株式の需給バランス

  • 吸収金額: 約42.5億円は、東証グロース市場の案件としてはやや規模が大きい部類に入りますが、現在の市場環境と本案件の注目度を考えれば、十分に吸収可能と判断します。
  • 売出比率: 公募株数781,900株に対し、売出株数は1,894,300株と多く、既存株主の利益確定(イグジット)の色合いが強い点は注意が必要です。
  • 大株主とロックアップ: 売出人である代表取締役やベンチャーキャピタル(ACAセカンダリーズ1号投資事業有限責任組合)を含む主要株主には、上場後180日間のロックアップが設定されています。重要な点として、株価によるロックアップ解除条項がないため、上場直後の短期的な売り圧力への懸念は限定的です。これは需給面で非常にポジティブな材料です。

5. 総合評価と結論

以上の分析を総合的に判断し、本IPO案件の評価を最上位の「S」とします。

結論として、公募価格での応募を強く推奨します。

評価理由

  • 盤石なビジネスモデル: ファブレス経営による高収益性と、安定したストック収益構造(売上比率95%、ネガティブチャーン)は高く評価できます。
  • 優れた業績: 高い成長率と39%という驚異的な利益率を両立しており、業績面での不安要素は見当たりません。
  • 明確な株価の割安感: 類似企業比較において、主要な株価指標(PER)が半分程度の水準にあり、価格設定が魅力的です。
  • 良好な需給環境: ロックアップ条件が厳格であり、上場直後の大きな売り圧力は想定しにくいため、初値形成に有利に働くと考えられます。

売出比率の高さは若干の懸念材料ですが、それを補って余りある事業の魅力と価格の割安感があります。初値は公募価格を大幅に上回る展開が期待される、2025年後半のIPO市場における最注目案件の一つと言えるでしょう。

 

評価は一番上の「S」とGemini君は申しておりますが、私からするとA~Bです。

売上も伸びてるし、利益も申し分ない。他の企業と比べても割安感ある。

なんですけど、言ってみれば国内の限られた層相手に商売しているので次の1手ないとどこかで天井にぶつかると思うんですよね。そのあたりが見えてないので中長期目線では「S」ではないかと。

 

 

他にも色々生成AIを使って評価しているので興味があれば是非。

生成AIを使った企業評価(アシックス:7936) with Gemini - ゆる投資とAI遊びと暇つぶし

FUNDINNO案件レビュー(リンクルージョン株式会社) with Gemini - ゆる投資とAI遊びと暇つぶし

 

最後に、本記事はあくまで個人の見解であり、特定の金融商品をお勧めするものではないのでそのへんは自己責任で!