ゆる投資とAIと暇つぶし

気負わず、楽しいなって思いながら、日々の投資や生成AIについて記録

H Company|行動に特化したAIエージェントを開発するパリ発の企業

こんにちは。あぁ、少し時間あいちゃった。

 

さて、面白いスタートアップのメモです。

面白いというのは
「えー?そんなことできるの?」
「考えもしなかった」
「役に立つか全然わからんけど見てみたい」

に引っかかったやつです。まぁ大体。

 

今日はこちら。

H Company

 

教えてくれるだけじゃなくて、もうAIに労働させようっていう思想ですね。

行動型のエージェントAI、ってか。

RPA大手のUiPathが資金出してますね、いつか組み込まれるのかしら。

もういくつかサービス出してますね。

 

  • 自然言語の指示だけで、ブラウザ上の複雑な複数ステップのタスクを自動化してくれる「Runner H 
  • 人間のようにWebサイトを閲覧し、クリックやスクロールを行い、情報収集やフォーム入力を実行してくれる「Surfer H 
  • プログラム開発におけるテストを自動でやってくれる「Tester H

 

まとめはこちら。

 

Deep Tech企業分析レポート:H Company

〜「会話」から「行動」へ。世界最高峰のDeepMind出身者が作る、自律型エージェントAIの決定版〜

作成日: 2026年1月18日

1. エグゼクティブサマリー

H Company(通称:H)は、フランス・パリを拠点とするAIスタートアップです。Mistral AIと並び、欧州AI界の「双璧」と称されています。

彼らが開発するのは、単に言葉を返すだけのLLM(大規模言語モデル)ではなく、「アクション(行動)」に特化したエージェント型AIです。ユーザーの曖昧な指示を理解し、ウェブサイトを操作し、ソフトウェアを動かし、業務プロセスを完結させる「デジタル労働力」の創出を目指しています。

創業からわずか数ヶ月で$220M(約330億円)という歴史的なシード資金を調達し、AGI(汎用人工知能)への最短ルートを走る企業として世界中が注目しています。

2. 企業概要とチーム:DeepMindの頭脳集団

チームの質は世界最高レベルです。Google DeepMindで数々のブレイクスルーを起こした中心人物たちが結集しています。

  • 企業名: H Company (旧社名: H)
  • 創業: 2024年
  • 拠点: フランス・パリ
  • 創業者たち:
    • Charles Kantor (CEO): スタンフォード大出身の起業家。計算生物学のバックグラウンドを持つ。
    • Karl Tuyls, Laurent Sifre, Daan Wierstra, Julien Perolat: 全員がGoogle DeepMindの元シニア科学者。AlphaGoやAlphaFoldなど、歴史的なAIプロジェクトに関わってきた「AIの王族」たちです。

3. 投資家と資金調達 (Funding)

「製品ができる前」から、名だたる投資家が巨額を投じました。

💰 シード調達額: $220M(約330億円)

  • UiPath: 業務自動化(RPA)の巨人。HのAIを自社の自動化ロボットに組み込むための戦略的投資。
  • Accel: シリコンバレーの名門VC。FacebookやSpotifyの初期投資家。
  • Eric Schmidt: 元Google CEO。
  • Xavier Niel: フランスの通信王であり、スタートアップキャンパスStation Fの創設者。
  • Amazon: クラウドインフラ(AWS)面での連携。

4. コア技術:Action-Oriented AI

ChatGPTとの違いは、「口(テキスト生成)」より「手(ツール操作)」を重視している点です。

🤖 エージェント機能

  • 計画と実行: 「来月のパリ出張を手配して」と頼むと、従来のAIは計画を提案するだけですが、HのAIは実際にスカイスキャナーで検索し、カード情報を入力し、カレンダーに予定を入れます。
  • 推論能力: 複雑なタスクを小さなステップに分解し、途中でエラーが出ても(例:サイトがダウンしている等)、人間のように別ルートを探して自己修正します。
  • コンパクトかつ強力: 巨大すぎるモデルではなく、推論とアクションに特化した効率的なモデルサイズを目指しており、企業の業務システムへの統合を容易にします。

5. ビジネスモデル:GenAI for Automation

彼らが狙う市場は「検索」ではなく「業務代行(BPO)」です。

🏢 B2Bソリューション

  • 次世代RPA: 従来のRPA(ロボットによる業務自動化)は、「ボタンの位置」が変わると動かなくなりました。HのAIは画面を「見て理解する」ため、レイアウトが変わっても柔軟に対応し、事務作業を全自動化します。
  • 開発者プラットフォーム: 企業が自社専用のエージェント(経理担当AI、カスタマーサポートAIなど)を構築するための基盤モデルを提供します。

6. リスクと課題

「勝手に動く」ことの恐ろしさと向き合う必要があります。

  • 暴走リスク (Safety): エージェントが勝手に高額な買い物をしたり、誤ったメールを全社員に送ったりするリスクがあります。Hはこの「制御可能性」を最優先事項としています。
  • 競争激化: OpenAI(Operator)、Anthropic(Claude Computer Use)、Googleなど、すべての巨人が今まさに「エージェント」に舵を切っています。モデルの性能差だけでなく、UXや統合のしやすさが勝負になります。

7. 結論・考察

H Companyは、AIを「おもちゃ(Chat)」から「ツール(Action)」へと進化させる象徴的な企業です。

DeepMind出身者たちが、「汎用人工知能(AGI)への道は、テキスト生成ではなくアクションにある」と確信して作った会社であり、もし彼らのビジョンが実現すれば、私たちの仕事の概念は「作業すること」から「AIに指示して承認すること」へと完全にシフトするでしょう。

参照URL

 

なお、これまで株式投資型クラウドファンディングの案件やIPO案件も評価しています。興味あれば是非ご覧ください。

 

(詳しくはこちら)

IPO案件評価 カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし

FUNDINNO案件レビュー カテゴリーの記事一覧 - ゆる投資とAIと暇つぶし

 

最後に、本記事はあくまで個人の見解であり、特定の金融商品をお勧めするものではないのでそのへんは自己責任で!